住宅を長持ちさせる品質施工

  住宅を長持ちさせるには、 ●「施工標準書」通りの施工が行われていること ●「適切な材料」が使用されていること この二つの要素を満たすことでしか、その住宅の本来持つべき優れた性能を満たす事はできません。 適切な材料が「仕様」として記載されていても正確で優れた施工を行わなければ、 その住宅は「仕様」通りの性能は発揮できないのです。 建築基準法が改正されるきっかけともなった、阪神淡路大震災以降、お客様の知識も向上し、 またスマートフォン革命によってSNS等でお客様ご自身によって、家づくりに対する 様々な情報を、素早く入手する事ができるようになりました。 その為、低品質で低価格な住宅、いわゆる「ローコスト住宅」 をセレクトされる方も減少されたかと思います。 しかし、今だに「ローコスト」を謳い付帯工事費用を盛り込んでコミコミ1000万円台で住宅を 提供するような工務店などは存在します。   では、それらローコスト住宅会社はどの様にして低価格を実現しているか皆様はご存知でしょうか?   「安さ」を売りにする住宅会社は、一定の仕様を保ちながらも低価格を実現しなければならないという 課題に対し、住宅を実際に建築する職人の手間代(工事依頼価格)を削減する事で、その安さを実現しています。 職人は手間代に対して、独特の「人工(にんく)」と呼ばれる考え方を持って仕事をしています。 ●人工・・・職人が一日かけて行う仕事量のこと。 一人工なら一日で仕上げる仕事となります。 例えば、三人工として計上すべき仕事量に対し、一人工しか支払わなければ、職人は三日間かけるべき 仕事を一日で終える様になります。 それには、手を抜くしか方法は無いのです。 しかし、手の抜かれた工事も「第三者監査員」等による検査がなければ、見逃されるか揉み消されてしまう事が実情です。  

強引なコストダウンによる施工トラブル事例

事例その1

アンカーが芯に施工されているか糸を張って確認する様子。

基礎でいうと、アンカーボルトの精度。アンカーボルトは基礎と土台をしっかり固定する とても重要な部材です。土台の中心に、一定の間隔で真っ直ぐに立つように施工する必要があります。 一本でも設置を忘れたり、ずれていたりするとその部分は地震時に弱点になってしまいます。 また、土台の中心に設置できていない場合は土台を固定する力が1/3にまで下がってしまうという 実験データもあります。 設計上で、耐震性能の最高等級である耐震等級3をクリアできていても、 このような工事をしていては、実際の性能はそこまで期待できません。 事例その2

内部グラスウール施工中の写真

昔から使われているグラスウールは、性能の良い、大変パフォーマンスにすぐれた商品ですが、 家全体を連続して覆わないと効果はあまり期待できません。 また、壁の断熱材が天井まで届いていない、天井断熱材が、間仕切り壁の間に施工がされていない といった理由から、屋根からの熱がそのまま下に降りてきてしまうことも珍しくはありません。 ネット上や住宅展示場等の営業マン等にも、「グラスウールは経年により下がり落ちてきてしまう為良くない。当社の●●の断熱材は・・・。」 と見聞きすることがあるかと思います。 つまり、多くの建築会社が採用しているグラスウールは、パフォーマンスに優れている反面、施工が非常に難しい断熱材と言えるのです。 施工がしっかりできていなくては、断熱性能の最高等級を謳う意味を持ちません。 上記の二点以外にも、一棟の住宅を建築するには多くの適正な検査を行う必要がありますが、 上記の二点は、「第三者機関の検査」を実施しない建築会社の場合に必須となる「住宅瑕疵担保保険」の検査対象には入っておりませんので、 お客様が確認をしなければ、建築会社へ任せることとなります。 「高性能仕様」・「10回に渡る第三者監査」・「現場のミエルカシステム」「確実な自社監理」による徹底した品質管理をお約束します 私たちの品質管理に対する考えは、次の徹底した考え方のもとにあります。 01.「高性能で長持ちする仕様で、自社での施工管理が確実にできるものだけを採用する」 02.「10回に渡る第三者監査」の実施により、厳しい検査項目を徹底的に確認する 03.「インスタストーリー等のSNSを駆使し、全現場をスキマ時間で確認できるようシステム化」 04.「自社監理ができる棟数のみのご依頼のみをお受けする体制」 05.「詳細で適切なお見積りのご提示により、余裕のある楽しい家づくりをサポートする体制」   01.高性能で長持ちし、施工管理が確実にできるものを採用する アンカーボルト   当社の家づくりで使用するアンカーボルトは、原則として「高耐力フレックスアンカーボルト」を使用しています。

引用:https://www.kaneshin.co.jp/

高耐力フレックスアンカーボルトとは、その名の通り高耐力60.0kNまでの引抜きに対応可能です。 60.0KNとは、具体的に6,120kg(6t)の引力に耐えられることを指します。 一般的に、木造住宅の重さは約30t程と言われていますので、基礎と構造躯体を繋げるアンカーボルトの 1本あたりの引力は高耐力である必要があります。 アンカーボルトの通り芯ずれ許容範囲は約5mm程の厳しい施工基準

現場監査

私たちが採用する工法は、「ピン工法」と呼ばれる工法を採用しております。 日本で多く建てられているのが在来軸組工法の木造住宅です。 ですが、在来工法は土台や柱、梁などを接合するために仕口やほぞを加工するため断面欠損があり接合部の強度に心配がありました。 こういった問題を解消できるのがドリフトピンを使用したピン工法です。 ピン工法は建物の構造体を接合部するために用いる仕口やほぞを最小限に抑えて、ドリフトピンという専用金物を使用して接合する工法であり、 仕口加工を少なくしドリフトピンを使用して接合することで、強度が上がり、狂いのでにくい家を建てることが可能になりました。 ピン工法を採用する為には、基礎のアンカーボルトが大幅にずれてしまうと、柱の金具にうまく連結することができなくなってしまいます。 その為、高度な施工技術を持った専属基礎業者のみ施工が実現できる工法と言えます。   断熱材 また、断熱材で言えば施工レベルの改善を長年に渡り行いました。 当社にて標準仕様としている断熱材は「高性能グラスウール」となります。 ●グラスウールは、複雑に絡み合った細かいガラス繊維の間に無数の空気を閉じ込めた部屋を形成し、この空気の部屋を層として構成することで、優れた断熱性能を発揮します。 ●メリット:「断熱性・吸音性・不燃性・耐久性・経済性・安全性・撥水性・環境性・防蟻性・LCCO2削減」 すでにお伝えした通り、一般的に普及しているグラスウールは、高性能で劣化の少ないメリットと引き換えに、 施工の難しさが故に、正確な施工が行われていないケースがあります。
  02.「10回に渡る第三者監査」の実施により、厳しい検査項目を徹底的に確認する   私たちは、自社での現場監理を実施することは当然として、着工後お引渡しまでの間「10回に渡る第三者監査」の実施を行っています。 多くのハウスメーカーや工務店は、「自社検査」と「瑕疵担保責任保険の検査」のみの実施となりますが、 これだけでは建築中の施工監理としては、全く足りません。

引用:https://nextstage-group.com/

上記にある通り、一般的な検査である「建築確認検査(強制検査)」「瑕疵担保検査(強制検査)」「適合検査(フラット35)」 「性能評価制度(任意)」では、2回~4回程の検査しか実施しません。 当社で実施している株式会社NEXT STAGEによる「第三者ヒンシツ監査」では、基礎底板~内部完了までの 10回の検査を実施しています。 【第三者ヒンシツ監査の詳細】はこちらからご覧ください。(リンク先別ページへ移行します) これらの監査を適切に実施し、「監査記録書」としてお客様へお渡しをさせて頂くことで、 安心・安全の家づくりが実施できます。   03.「インスタストーリー等のSNSを駆使し、全現場をスキマ時間で確認できるようシステム化」   私たちは、インスタストーリー等のSNSを駆使し、自社監査の様子を発信しています。(NGのお客様には個別にてご案内) お客様は、建築中のマイホームが今どのような状況で工事が進んでいるのかを確認しに行きたいけれど、 当然、忙しくで毎日現地を確認することはできません。 そこで、当社ではインスタストーリー機能やLINE等を駆使し、お客様の「スキマ時間」でご自身の建築現場をご確認頂けるようにシステム化をしております。 【実際の建築現場詳細】はこちらからご覧ください。(リンク先インスタグラムへ移行します)   04.「自社監理ができる棟数のみのご依頼のみをお受けする体制」 私たちは、地域に根差す工務店としての意義を考え、他社の工務店やハウスメーカーとは違う信念のもとに会社を運営しています。 仕事を頂いたからといって、何でもお受けするわけにはいかないのです。 それは、しっかりとした品質管理ができなければ長持ちする家を提供することができない為です。 私たちは地域に根差す工務店としての責務を果たすべく、安定的な経営状態を整え、ご建築を頂いたお客様や今後、当社にて ご建築をいただくミライのお客様と一生をともにしていく事が最大の役目です。 その為、私たちの手に負えない棟数のみを追い求めるのではなく、「着実にしっかりと」建築を行わせて頂きます。   05.「詳細で適切なお見積りのご提示により、余裕のある楽しい家づくりをサポートする体制」 私たちのお見積書は、「概算」の見積書ではありません。お客様へご提出させて頂くお見積書は全て、「詳細見積書」であり、 ご検討段階のお客様であっても、①土地の調査 ②各工事業者への見積もり請求を実施し、詳細なお見積書としてご提出させて頂きます。 その為、「水道引込工事費用・・・約●●円~●●円」といった事は当社では起こりません。 通常、契約を取りたい工務店やハウスメーカーはざっくりとした見積書をご提示し、ご契約後にひっそりと追加費用として 盛り込むことが多くあります。しかし、これではご予算オーバーを引き起こしかねず、やりたい事が何にもやれなかったなんてことが起きてしまいます。 これでは楽しい家づくりどころか、全てが台無しになってしまいますよね。 土地の調査を依頼するにも、不動産の免許を有する宅地建物取引業者でなければ、無免許で土地の調査を行っているといっても過言ではありません。 当社では、宅地建物取引士が敷地の調査・役所の調査を実施し、細かな部分にまで費用の有無を想定しながらご提案を行わせて頂きます。   これらの自らが課した基準を、どんな時代になろうが守っていきたいと考えております。 楽しい家づくりには、「信頼と安心」がマストと考え、丁寧な家づくりをサポートさせて頂きます。