家づくり
2025/05/24
家庭用サウナは本当に買うべき?種類・選び方を解説
こんにちは!埼玉県・加須市、さいたま市、越谷市、幸手市を中心に無垢の暮らしを楽しむBinOの家づくりや、自由設計、新築住宅の販売、リフォーム工事をしている、株式会社テクノホーム/BinOさいたまです!
コロナにより一時はサウナの利用者が減少したものの、マンガやドラマ、雑誌などの影響で、現在は再び注目が集まっています。これまでは温泉旅館やホテル、スポーツジムなどにあるサウナを使うのが一般的でしたが、最近は自宅にサウナを設置する人も増えてきました。
本記事では、家庭用サウナの種類や、設置するメリット・デメリット、選ぶときのポイントなどを詳しく解説します。家庭用サウナの設置をご検討の方は、ぜひ参考にしてください。
家庭用サウナのメリット
家庭用サウナの設置で得られる主なメリットは「いつでもサウナに入れる」「節約につながる」「自分でルールを決められる」「自分好みに設定できる」の4点です。ここでは、それぞれのメリットについて詳しく解説します。
混雑せずいつでも利用可能
朝起きた直後や寝る前など、自分の好きなタイミングでサウナに入れるのは、家庭用サウナならではのメリットです。
また、外部のサウナ施設であれば、自宅近くにあったとしても混雑している場合が多く、ゆっくり楽しめないケースも少なくありません。リラックスを目的にサウナに訪れても、人が多ければ周囲に気を使い、かえって疲れてしまう可能性もあります。
しかし、家庭用サウナであればそうした心配も不要です。誰にも気兼ねすることなく、自分のペースでゆっくり過ごせます。
節約効果
週に何度もサウナに入るヘビーユーザーであれば、家庭用サウナの設置は長期的にみて節約効果が期待できます。
外部のサウナ施設は1回の利用料金が数百円から1,000円程度かかり、さらに移動にかかる交通費や施設内で食事をした際の飲食費も加えれば数千円はかかります。また、家族で行くと、場合によっては1万円近くかかるケースも珍しくありません。
利用頻度が高い方や家族での使用を想定している場合は、初期費用や維持管理費がかかったとしても、結果的に家庭用サウナの方がお得です。
水やタブレットが持ち込み自由
すべての利用ルールを自分で決められる点は、家庭用サウナならではのメリットです。温泉旅館やホテル、スポーツ施設などに設置されたサウナは、多くの方が利用する公共の施設です。そのため、衛生面や安全面を考慮して、さまざまなルールが設定されています。
一方で、家庭用サウナは利用者が自分や家族に限られるため、持ち込みに関するルールも自身で自由に設定できます。水分補給のために飲料を持ち込むことはもちろん、スマートフォンやタブレットを持ち込んで、音楽や動画を楽しみながらリラックスするといった使い方も可能です。
好みの温度に設定可能
家庭用サウナであれば、その日の体調や気分に合わせて、温度を自由に調整することが可能です。
「今日はじっくりリラックスしたいので、低めの温度で入りたい」「短時間でしっかり汗をかきたいから高温で入りたい」といったニーズにも柔軟に対応できるのは、大きなメリットです。
また、家庭用サウナは基本的に自分や家族だけが使用するため、ほかの利用者の出入りによって室温が変わるといった心配もありません。設定した温度を安定して保ちながら、快適な環境でサウナを楽しめます。
家庭用サウナのデメリット
家庭用サウナには多くのメリットがありますが、デメリットもあります。ここでは、家庭用サウナのデメリットについて詳しく解説します。
設置できない家もある
家庭用サウナは、住宅の種類や条件によって設置できないケースがあります。日本の多くの住宅では、浴室の設置は標準的な設備として想定されていますが、サウナの設置は想定されていないケースがほとんどです。
また、設置にはいくつかの条件がともない、換気設備の確保や火災保険の適用範囲のチェックが必要です。隣家との距離が近く住宅が密集している場所であれば、煙や熱、音などが近隣に影響を与えるおそれがあるため、周囲への配慮も求められます。
サウナ本体を購入したあとで「設置できなかった」といった事態にならないよう、導入を検討する段階で必要な条件や制限について、十分にチェックしておきましょう。
温度管理やメンテナンスが面倒
家庭用サウナは、自身で利用するたびに温度の調整や管理が必要です。また、清掃や故障時の対応といったメンテナンス作業もすべて自己責任となります。
このように、メンテナンスの手間を負担に感じる方や、純粋にサウナだけを楽しみたいという方にとっては、家庭用サウナの管理面はデメリットとなる可能性があります。
汗のかき方が施設と異なる場合がある
家庭用サウナは機種やタイプによって、設定できる温度に制限がある場合があります。外部のサウナ施設と同じような発汗量やサウナ効果を求める場合は、普段利用しているサウナ施設と同等の温度設定が可能な家庭用サウナの選択が必要です。
ただし、本格的なサウナ施設と同レベルの性能を備えた機種は、相応のコストがかかる点にも留意が必要です。サウナの温度や湿度、発汗の感覚に強いこだわりがある方にとっては、家庭用サウナではやや物足りなさを感じることもあるでしょう。
海外製サウナは消防法違反の可能性も
現在、家庭用サウナは国内外のさまざまなメーカーから販売されています。ただし、海外製の家庭用サウナを選択した場合、製造国の安全基準は満たしていても、日本の消防法や関連法規に適合していないケースがあるため、注意が必要です。
購入後に「国内で使用できない製品だった」と判明するリスクを避けるためにも、事前に安全基準や法的要件を必ず確認することが重要です。
家庭用サウナの種類
一口に家庭用サウナといっても、実際にはさまざまなタイプが存在します。代表的なものとして「フィンランド式」「遠赤外線」「スチーム」「バレル」「ポータブル」の5種類が挙げられます。
以下では、各タイプの特徴やメリット・デメリットについて詳しく紹介します。
フィンランド式サウナ
サウナの発祥地であるフィンランドの伝統的な入浴様式を再現したサウナです。サウナストーブの上に置いたサウナストーンを熱して室内を温める仕組みで、設定温度は70〜100℃と高温になります。
このタイプのサウナでは、サウナストーンに水をかけて蒸気を発生させる「ロウリュ」が可能です。蒸気によって体感温度が上がるため、とくに高温のサウナが好きな方におすすめです。
さらに、ロウリュ用の水に自分の好きなアロマオイルを加えることで、香りを楽しみながらサウナを満喫できます。温熱と香りによるリラクゼーション効果を同時に得られるのも、このサウナの魅力のひとつです。
遠赤外線サウナ
遠赤外線サウナは遠赤外線ランプから発せられる放射熱によって身体を温めるタイプのサウナで、設定温度は60〜70度と、一般的なサウナと比べて低温です。
サウナストーブで室内の空気を高温にするサウナは、70~100℃の設定が可能ですが、空気が冷めると再び高温にするには一定の時間を要します。
しかし、遠赤外線サウナは、空気を介さず体を直接温めるため、部屋の温度が低くても、身体の深部まで熱が伝わるのが特徴です。そのため、高温サウナよりも身体が温まる時間は早く、身体への負担も少なくなります。
高温のサウナが好きな方には物足りなく感じるかもしれませんが、ゆっくりと無理なくサウナを楽しみたい方には適したタイプといえるでしょう。
スチームサウナ
スチームサウナとは、水蒸気で室内を温めるタイプのサウナです。設定温度は遠赤外線サウナよりもさらに低く、40〜50℃に保たれます。高温サウナの室内に入った際に感じる息苦しさが苦手な方にとっては、快適に利用できるサウナといえるでしょう。
スチームサウナの大きな特徴は水蒸気を利用しているため、湿度が高く髪や肌への負担が少ない点です。とくに「サウナは好きだけど髪や肌へのダメージが気になる」といった悩みをもつ女性にはおすすめです。
バレルサウナ
庭やベランダに十分はスペースがある方におすすめなのが「バレルサウナ」です。木材を素材として円筒状に組み立てられており、フィンランド式サウナと同様に、サウナストーブの上に置かれたサウナストーンを加熱して室内全体を温めます。
バレルサウナの形状は円筒状のため、ロウリュによる熱が効率的に室内を循環し、一般的な四角形タイプのサウナに比べて、短時間で室温や約100℃に達しやすいのが大きな特徴です。
設置にはある程度のスペースが必要となるため、住宅環境によっては導入が難しい場合があります。ただし、木材特有のやさしいぬくもりを感じながら、深いリラックスを味わいたい方には最適なタイプといえるでしょう。
ポータブルサウナ
できるだけ初期費用を抑えたい方や、キャンプ地でもサウナを楽しみたい方におすすめなのが「ポータブルサウナ」です。折り畳み式で組み立ても簡単にできるため、とくにアウトドア派には最適なサウナといえるでしょう。
ポータブルサウナのもうひとつの魅力は、遠赤外線タイプやサウナストーブタイプなど、自分の好みに合わせて加熱方式を選択できる点です。高温サウナを好む方にも、低温サウナでじっくり温まりたい方にも対応できるのは、ポータブルサウナならではの大きな利点です。
簡易式のため、温度設定が難しいと感じる場合もありますが、ひとりでゆっくりサウナを楽しみたい方には適したタイプといえるでしょう。
家庭用サウナのチェックポイント・失敗しない選び方
家庭用サウナにはさまざまなタイプがあるため、選ぶ際には自宅のスペースや利用人数、費用など多様な面から検討する必要があります。ここでは、家庭用サウナを購入する際の主なチェックポイントと失敗しないためのコツを紹介します。
設置場所
サウナの設置場所は、最初に明確にしておくべき重要なポイントです。設置場所の広さや環境により、選べるサウナの種類が変わってくるためです。
たとえば、庭に広いスペースがなければ、屋外用のバレルサウナは選択肢から外さざるをえません。屋内に設置する場合は、サウナ専用の設置スペースを確保する必要があります。
屋内に置くのか、ベランダに設置するのか、それとも庭に設置するのかといった条件を踏まえたうえで、あらかじめ設置場所を明確にしておきましょう。
サウナに入る人数
サウナを一人で楽しむのか、家族一緒に楽しむのかによって、適したタイプは異なります。
一人で楽しむのであれば、基本的にはどのタイプを選んでも問題ありません。しかし、複数人で使用する場合、とくに家族で楽しみたいと考えている場合には、スペースに限りのあるポータブルサウナは適さないでしょう。
どのような使い方を想定しているのかを明確にし、サウナに入る人数もあらかじめ決めたうえで選択しましょう。
素材やデザイン
家庭用サウナの素材は、基本的には木材が使用されています。ただし、ポータブルサウナの場合はナイロンやポリエステル、キルティングコットンなどの軽量な素材も使われています。
使用されている素材により保湿性や保温性に違いが生じるため、目的や使用環境に合わせて最適な素材を選択しましょう。
デザインについても選択肢はさまざまです。とくにポータブルサウナは、テント型やボックス型など形状に幅があり、設置する場所のスペースや自分の好みに応じて、長く使っても飽きのこないデザインの選定が重要なポイントとなるでしょう。
機能性
家庭用サウナを選ぶ際は、どの機能を重視するかを明確にしておく必要があります。たとえば、サウナ室内で音楽を楽しみたい場合、音楽再生機能が備わっているタイプを選ぶとよいでしょう。
また、温度調節機能が備わっているサウナであれば、自分の好みに合わせて最適な温度でサウナ時間を楽しめます。
費用
家庭用サウナにかかる費用は、大きく分けて「初期費用」と「維持管理費」の2つに分類されます。
初期費用には、サウナ本体の購入費や設置工事費が含まれます。一方で、維持管理費には、電気代、サウナストーンの交換費用、定期的なメンテナンスにかかる費用などが含まれます。
サウナの種類や設置環境によって費用は大きく異なるため、購入を検討する際は本体価格だけでなく、ランニングコストもあわせて総合的に判断することが重要です。長期的な視点で費用対効果を見極めることが、満足度の高い導入につながるでしょう。
ととのいやすい導線
自宅で本格的なサウナ体験を楽しむには、サウナ本体だけでなく、水風呂や外気浴スペースの設置も重要な要素となります。とくに「ととのう」状態をしっかりと体感するためには、この3つの要素が揃っていることが理想です。
ただし、それぞれの設備を単に用意するだけでは十分とはいえません。サウナ→水風呂→外気浴へとスムーズに移動できるよう、動線を考慮した配置計画が必要不可欠です。ストレスのない移動ができるように、サウナの設置場所や機種の選定時には、導線のしやすさも視野に入れて検討するとよいでしょう。
株式会社テクノホーム/BinOさいたまでは、家庭用サウナを備えた住まいをご提案しています。暮らしのなかでととのう体験を叶える住まいづくりを熱意を持ってカタチにします。ぜひご覧ください。
まとめ
家庭用サウナは、好きな時間に利用できる自由さや、長期的に見たコスト面でのメリット、自分好みの空間を作れる点など、多くの魅力があります。一方で、設置の制約や維持管理の手間、機種による性能差といったデメリットもあります。
導入を検討する際は、自宅の設置環境や使い方、費用感などを総合的に考えたうえで、自分に合ったタイプを選ぶことが大切です。
株式会社テクノホーム/BinOさいたまでは、豊富なラインナップのなかから、お客様一人ひとりのライフスタイルに最適な住まいをお選びいただけます。規格住宅でありながら間取り変更にも柔軟に対応でき、木の温もりを感じる心地よい空間づくりが可能です。
施工においては外部監査を徹底し、品質・安全性ともに信頼できる住まいをご提供しています。また、若手中心のチームが密な連携で対応し、土地探しから施工・アフターサポートまでワンストップでサポートします。
埼玉県・加須市、さいたま市、越谷市、幸手市でサウナ設置の検討をされている際は、ぜひ、お気軽にご相談ください。