家づくり
2025/05/24
注文住宅の外観の決め方|失敗しない・おしゃれに仕上げるコツ
注文住宅の外観は、コンセプト・イメージ・色・素材の方向性を定めておくことで、失敗を防ぎやすくなります。全体のバランスを意識して計画すれば理想に近い住まいが実現可能です。
この記事では、外観デザインの基本や人気のコンセプトも紹介します。
こんにちは!埼玉県・加須市、さいたま市、越谷市、幸手市を中心に無垢の暮らしを楽しむBinOの家づくりや、自由設計、新築住宅の販売、リフォーム工事をしている、株式会社テクノホーム/BinOさいたまです!
注文住宅を建てる際に、多くの方が悩むのが「外観デザイン」です。住宅は屋根や外壁、素材など、さまざまな要素の組み合わせで成り立っているため、予備知識なしにデザインが優れた建物を建てるのは非常に困難です。
この記事では、注文住宅の外観を決めるうえで知っておきたい基本の考え方や、デザインをおしゃれにしあげるためのポイントをわかりやすく解説します。失敗しがちなポイントについても解説しているので、ぜひ参考にしてください。
注文住宅の外観はどうやって決める?7つのチェックポイント
注文住宅の外観は、次の7つの要素によって大きく印象が変わります。
コンセプトやイメージ
色
素材
建物の形
窓の配置
バルコニー
外構
ここでは、住宅全体のイメージに影響する7つのチェックポイントを詳しく解説します。
コンセプトやイメージ
注文住宅を建てると決めたら、まずは住宅全体のデザインコンセプトを決めましょう。住宅は外壁や屋根、窓など、複数の要素で構成されており、それぞれのデザインを個別に選ぶことも可能です。
しかし、全体の方針がないまま個々の要素を決めていくと、外観全体にまとまりがなく統一感に欠けた印象になります。
デザインコンセプトの具体的な例は「シンプルモダン」「ナチュラルモダン」「和モダン」「南欧風」「北欧風」などです。また、平屋にするのか、2階建てや3階建てにするのかといった階数も、外観のイメージを決めるうえで重要な要素です。
色
注文住宅の外観は、使用する色の数が多くなると全体のまとまりが失われ、雑多な印象になりがちです。バランスよく仕上げるためには、1〜3色に抑えるのがおすすめです。
まずはメインカラーを1色決め、それに合うアクセントカラーを1〜2色組み合わせることで、メリハリのあるデザインを作れます。
外壁の印象を大きく変えるポイントは「色が使われる面積の割合」です。外壁や屋根など面積が広い部分にはメインカラーを、玄関ドアや窓枠、サッシ、雨どいなど面積の小さな部分にはアクセントカラーを使うと、メリハリのある仕上がりになります。
実際の色味は、日差しや天候によって見え方が変化するため、展示場やサンプルを使って、実物に近い環境で確認することが重要です。
素材
外壁は、建物の外観に大きな影響を与える重要なパーツです。目に入る面積が広いため、使用する素材によって家全体の雰囲気が大きく変わります。とくに、表面の質感や凹凸の有無によって印象が大きく左右されます。
同じ色でも、素材の組み合わせ方を工夫することで、より理想に近い外観に仕上げられます。
主な外壁素材には「サイディング」「モルタル」「タイル」の3種類があります。外壁の素材選びは、見た目だけでなく、耐久性やコスト、メンテナンスのしやすさも含めて総合的に判断するとよいでしょう。
建物の形
建物の形は、外観の印象を大きく左右する要素です。
たとえば、ボックス型のシルエットを持つ建物は、無駄のないシンプルさが魅力で、モダンで洗練された印象を与えます。凹凸の少ない形状は施工効率が高く、建築コストを抑えやすいため、ほかの部分に予算を回しやすくなるのもメリットです。
一方で、L字型などのように凹凸のある建物は、立体感や奥行きが生まれ、より印象的な外観に仕上がります。開口部(窓やドア)も取りやすく、光や風を取り入れる設計がしやすくなります。さらに、敷地の形状に合わせた柔軟なプランニングが可能なのも魅力です。
ただし、角が多い構造になるため、材料費や施工の手間が増えやすく、全体の建築コストは高くなる傾向があります。
建物の形を決める際は、デザイン性だけでなく、コストや敷地条件、住みやすさとのバランスも考えることが大切です。
窓の配置
窓の配置は、採光や通風といった機能面だけでなく、外観デザインにも大きく関わる重要なポイントです。とくに、大きな窓は存在感があるため、建物の印象を大きく左右します。設計段階で外からの見え方を確認しておくことが大切です。
ただし、通行人や隣家からの視線が気になる場合は、目隠しフェンスや植栽、カーテンなどを活用し、プライバシーを確保する工夫が必要です。
一方、小さな窓は外観にリズムやアクセントを加えるのに適しており、縦長・横長・正方形など、形状もさまざまです。配置の仕方によって、個性のある外観をつくれます。
窓のサイズや位置、デザインをバランスよく組み合わせることで、快適性と美しさを両立した住まいに仕上がります。
バルコニー
バルコニーは物干し場として使用したり、外の空気を吸ってリラックスできるスペースにしたりして活用できます。ただし、建物の高い位置に設置され、屋外に張り出しているため、設置の仕方によっては建物全体の印象を大きく変えてしまいます。
バルコニーの立体感が建物全体の雰囲気と調和しているかどうか、機能面だけでなくデザイン面の調和も意識するようにしましょう。
外構
外構とは、建物のまわりに設置される門扉・塀・ポーチ・アプローチ・植栽などの構造物を指します。建物本体の外側に位置するため、外観全体の印象に大きく影響します。
外構は、住まいの「顔」として来客や通行人の目に最初に入る部分でもあるため、デザイン性と機能性のバランスが求められます。また、外構のデザインを考える際には、外構単体で見た目のよさを追求するだけでなく、建物との調和を意識することが大切です。
注文住宅の外観選びでよくある失敗
注文住宅は、自分の理想どおりに外観を選べる点が魅力です。ただし、計画の初期段階で感覚的に判断してしまうと、完成後に「イメージと違った」と感じるケースが少なくありません。
ここでは、注文住宅の外観を決める際に失敗しがちなポイントについて解説します。
カットサンプルを見たときと印象が違う
外壁の素材を選ぶ際には、実物と同じ素材を小さくカットしたカットサンプルやカタログを参考にするのが一般的です。カットサンプルは本物の質感や色味を確認できるため、安心して選びやすい反面、つい全体の仕上がりを想像せずに決めてしまうこともあります。
しかし、実際に施工されると、同じ色でも面積が広くなることで、明るさや濃さの印象が大きく変わることがあります。小さなサンプルで感じた色のトーンに引きずられず、完成後の建物全体をイメージしながら慎重に検討することが大切です。
さらに、素材の色は周囲との相性によっても見え方が変化します。色や素材を選ぶ際は、「建物全体のバランス」だけでなく「周辺環境との調和」も意識して選ぶことが大切です。
注文時に実物を見て確認できない
注文住宅では、完成するまで建物の様子を直接確認できません。外観を決める段階では、カットサンプルやカタログに掲載された情報をもとに素材や色を選ぶため、完成後の印象が当初のイメージと異なるケースもあります。
最近では、PCや専用のソフトウェアを用いた3Dパースの作成によって、事前にデザインのシミュレーションをチェックできる場合もあります。しかし、3Dパースはあくまでも参考資料であり、現物と同じようには再現できません。
完成後のイメージを明確にするために、同じ素材や外構を使っている住宅の実例を見学するなど、現物を一部でも確認しておくと安心です。
周囲の建物に馴染まない
自分のイメージのままに、奇抜なデザインや色使いの住宅を建てた場合、近隣の家と調和していなければ、違和感を与えるおそれがあります。
また、景観に対する考え方の違いから、近隣住民との間でトラブルになるケースもあります。外観デザインには個性を取り入れることも重要ですが、それ以上に「長く暮らす家」として、地域との関係性を意識する姿勢が求められます。
地域の文化や周辺環境の特性を理解したうえで、調和のとれた外観デザインを決めるようにしましょう。
窓や玄関に統一感がない
窓や玄関は壁面に設置されるため、そのデザインや配置に統一感がないと、建物全体の印象に影響を与えてしまいます。本来は外観にアクセントを加える魅力的な要素ですが、選び方を誤ると、かえってデザインのまとまりを損ねる原因になります。
たとえば、玄関は家の「顔」ともいえる部分で、多くの場合は正面に配置され、住まいの第一印象を左右します。建物本体のテイストと玄関ドアのデザインが調和していないと、違和感を与えてしまいます。
また、窓の配置や種類も外観の印象を大きく左右するポイントです。引き違い窓を多用しすぎると、立体感に欠けてのっぺりとした印象になることがあります。
外から見たときの窓と玄関のバランスや見え方を意識して設計することで、建物全体に奥行きと個性が生まれ、おしゃれで統一感のある外観に仕上がります。
軒のバランスが悪い
軒のデザインを選ぶ際に、建物や敷地の大きさを考慮せずに決めてしまうと、住宅と軒のバランスが悪くなります。
軒の長さは外観デザインだけでなく、住まいの快適性や建物の耐久性にも影響を与えます。軒が短すぎると雨風が直接外壁に当たりやすくなり、汚れやすく劣化が早く進む傾向があります。また、室内に日が差し込みやすくなることから、夏場の冷房効率が下がる原因にもなります。
軒はデザイン性だけでなく快適性やメンテナンス性での影響が大きい部分です。見た目の好みだけでなく、建物全体との調和や暮らしやすさも考慮して、総合的に判断するようにしましょう。
素材が安っぽい
外壁や屋根、外構に選ぶ素材を誤ると、全体のデザインが安っぽく見えてしまうことがあります。シンプルでモダンなデザインの家では、素材の質感が全体の印象に大きく影響します。素材の高級感や表面の加工を意識することで、より外観の仕上がりは洗練されるでしょう。
一方で、建物自体の装飾性が高い場合は、素材の存在感を控えめにすると、バランスが取りやすくなります。素材を単体で判断するのではなく、建物全体との調和を考えながら選ぶと、失敗を避けやすくなります。
注文住宅の外観選びを成功させるコツ
注文住宅の外観選びでは、押さえておくべきポイントがいくつかあります。ここでは、外観を美しく機能的に整えるためのコツについて解説します。
コンセプトや色から選ぶ
外観デザインを選ぶ際は、建物全体のコンセプトや配色方針に沿って進めるようにしましょう。全体のイメージを定めないまま、家の各部分を個別に決めてしまうと、全体の調和が取れずにちぐはぐになってしまいがちです。
あわせて、全体の色使いも初期段階で検討してしまいましょう。家全体を明るい色合いにするのか、それとも落ち着いたトーンでまとめるのかを判断したうえで、ベースカラーを基準にアクセントカラーを選ぶと、色の組み合わせで失敗しにくくなります。
また、建物の色や見え方は日差しの当たり方や周囲の環境によっても変わります。隣家との色のバランスや周囲の景観にも配慮しながら検討すると、より調和の取れた外観に仕上がるでしょう。
平屋にする
敷地にゆとりがある場合は、注文住宅の選択肢として「平屋」を検討するのもおすすめです。平屋は構造的に横に広がるため、開放感のある間取りを実現しやすく、デザイン性にも優れた家づくりが可能です。
屋根が目線に近いため、素材や色、勾配などの違いが見た目にダイレクトに伝わるのも特徴です。どの角度から見ても屋根が視界に入りやすいため、屋根材の質感やデザインにこだわることで、住宅全体の印象がぐっと洗練されます。
さらに、外壁や玄関ドアだけでなく、テラスやポーチ、アプローチなどの外構部分も外観デザインのアクセントとして重要な役割を果たします。敷地の広さを活かし、全体のコンセプトに沿った外構計画を立てることで、統一感のある美しい外観になります。
ただし、平屋は建物の高さが低いため、周囲からの視線が気になりやすい点にも注意が必要です。生け垣やフェンスなどで視線を遮る工夫を取り入れ、デザイン性とプライバシーを両立させましょう。
長期的に住むことを考えたデザイン・メンテナンス性
おしゃれな外観にこだわるのは大切ですが、同時に「汚れにくさ」「劣化しにくさ」など、メンテナンス性にも目を向けることが重要です。
屋根や外壁は、雨風を直接受けるだけでなく、車の排気ガスや鳥のフンなどが汚れとして堆積します。とくに、凹凸のある素材の場合、汚れが内部に入り込みやすくメンテナンスコストがかかりがちです。
また、外壁の色によって、目立つ汚れの種類が異なります。白系の外壁は雨だれが黒い筋となって残りやすく、ダーク系カラーの外壁は鳥のフンや砂埃が白く目立つ傾向です。さらに、濃色の外壁は日差しによる経年劣化の影響を受けやすいのもデメリットです。
外壁の素材によっては、光触媒によって汚れを分解できる外壁材も登場しており、メンテナンス性を重視する方にはおすすめです。外観を選ぶ際は、デザインだけでなく、10年後、20年後の姿まで見据え、耐久性も考慮しながら検討するようにしましょう。
注文住宅の外観をおしゃれにするには?
注文住宅の外観をおしゃれにするには、それぞれの部分でデザインの選び方にコツがあります。デザインを上手に決めて、おしゃれな住宅に仕上げましょう。
屋根の形・素材
屋根の形や素材は、外観のスタイルや外壁とのバランスなど、建物の印象に大きく影響を与えます。外壁や外構との組み合わせが悪い場合、全体におけるデザインのバランスを損なってしまうため、注文住宅の魅力を活かしきれません。
屋根にはそれぞれ特色がありますが、建物全体とのマッチングが重要です。屋根単体で考えるのではなく、外壁や外構など、家全体の調和を考えながら検討しましょう。
玄関やバルコニーにアクセントカラー
玄関やバルコニーにアクセントカラーを配置することで、全体の色調が締まりやすくなります。とくに、外壁のメインカラーが1色の場合は、外構の色も同系色にしてしまうと、全体の印象がぼんやりしてしまう場合があります。
平坦に見えてしまう場合は、玄関ドアやバルコニー、ポーチ柱などの一部にアクセントカラーを加えてみましょう。色調にコントラストが出て外観にメリハリがうまれます。
柄や素材チェンジでメリハリを
外壁に使う素材を複数で貼り分けることで、デザイン性をぐっと高められ、外観にメリハリがうまれます。単一の素材だけでは、平坦な印象になりやすく、立体感や個性が出にくくなるためです。
ただし、使用する素材は2種類程度におさえるのが理想的です。建物の角や継ぎ目では、素材ごとの厚みの違いが目立ちやすいため、見た目の美しさだけでなく、耐久性やメンテナンス性も含めて総合的に考えて選びましょう。
窓選びは家具配置やプライバシーにも注意
窓の大きさや配置によっては、家の中が外から見えやすくなってしまいます。外壁や屋根との調和も重要ですが、プライバシーへの配慮を忘れないようにしましょう。
大開口の窓はデザイン上のインパクトがあり、採光の面でもメリットは大きくなります。しかし、外部からの視線対策として目隠しになる植栽やフェンス、カーテン、ブラインドなどを併用する工夫が必要です。
また、道路に面した側には、小さめの窓を配置することで視線をさえぎりやすくなり、プライバシーの確保につながります。
窓は外観デザインの一部であると同時に、暮らしの快適さを左右する要素です。外部からの視線や室内レイアウトにも配慮しながら、バランスよく計画しましょう。
注文住宅におすすめの外観コンセプト
ここでは、注文住宅でおすすめの外観コンセプトを6つ紹介します。
シンプルモダン
シンプルモダンは、装飾性を抑えた直線的で現代的なデザインです。ホワイトやグレー、ブラックなどのモノトーンカラーを基調とすることが多く、シンプルながらも上質で、素材の質感や陰影が際立ちます。
非常にすっきりとした印象を与えることから人気も高く、比較的どんな環境にも調和しやすいデザインです。また、強い主張がないため、年月が経っても古さを感じさせにくい点でも優れています。
シンプルモダンは、洗練された印象と長く愛せるデザインを両立させたい方に適しています。
ナチュラル
ナチュラルテイストの外観は、やさしいぬくもりのある住まいを実現します。ナチュラルテイストは、木目調やしっくい、レンガなどの自然を感じさせる素材を積極的にデザインに取り入れた外観が特徴です。色も白やベージュ、ブラウンなどの素材感のある色を基調としています。
コンクリートや金属などの無機質な素材は極力控え、自然との調和を意識した仕上がりです。ガーデニングや自然素材にこだわりたい方にとって、ナチュラルデザインは心地よい暮らしの第一歩となるでしょう。
和モダン
和モダンは、落ち着きと洗練を両立させた外観デザインです。
日本の伝統的な「和」の要素に、現代的な直線的デザインやシンプルな構成を組み合わせた、すっきりとした外観が特徴です。木や竹、珪藻土といった伝統的な自然素材を用いながらも、工業的な要素を取り入れることで、古さを感じさせないスマートな印象に仕上がります。
和モダンは、幅広い年齢層にも受け入れてもらいやすいデザインです。世代を問わず好まれやすいため、親世代と同居する2世帯住宅を検討している方にもおすすめのデザインです。
北欧風
北欧風は、やさしい色合いとシンプルな形状が魅力のデザインです。ホワイトやアイボリー、グリーンなどのパステルカラーを基調としており、全体的にやわらかく落ち着いた印象を与えます。
このスタイルは、フィンランド・ノルウェー・スウェーデンなどの住宅をモデルにしています。もともと降雪量の多い地域で発展したデザインのため、全体的に凹凸の少ないシンプルな形状、屋根はオーソドックスな三角屋根です。
外観にアクセントをつけたい場合は、外壁をツートンカラーにしたり、玄関の手すりやバルコニーに木材を取り入れることで、ナチュラルなアクセントが加わります。
やさしく清潔感のある北欧風デザインなら、日々の暮らしの中で安心感と心地よさを感じられる住まいになるでしょう。
アメリカン
アメリカンとは、アメリカ風の住宅のデザインで、カントリー調をベースとしたログハウスやコテージのような外観をしています。板張り風の外壁や張り出した軒などに特徴があり、開放的な印象を与えてくれます。また、太めの窓枠なども特徴的です。
アメリカンスタイルの住宅には、「アーリーアメリカン」や「カリフォルニアスタイル」など、ベースとなる建築様式があります。そのどれにも共通しているのが、アメリカの風土を感じさせる明るさや爽やかさです。
アメリカンは国内では比較的見る機会も少ないため、個性を重視したい人にもおすすめです。アメリカンスタイルの住宅は、解放感と個性を重視する方に適したデザインです。
リゾート
リゾートスタイルは、非日常を楽しめる、明るく開放的な外観が魅力の住宅デザインです。別荘地の建物をイメージしており、住まいでありながらリゾート気分を味わえる点が人気の理由です。
南欧風や西海岸風など、参照するエリアによって建物のデザインは変わりますが、白や明るいグレーなどを基調とした色使いで、さわやかで清潔感のある点では共通しています。
素材も、外壁にレンガ・しっくい・木材など、自然素材を取り入れ、ぬくもりとラグジュアリーさを両立できます。また、敷地に芝生や植栽を加えることで外構全体が調和し、リゾートらしい雰囲気をさらに引き立てるでしょう。
住まいに解放感と個性を求める方には、リゾートテイストのデザインがよくマッチします。外観コンセプトを選ぶ際には、実際にモデルハウスを見学することがとても大切です。写真やカタログだけではわからない、質感や空間のバランス、周囲との調和などを実際に体感することで、理想のイメージがより明確になります。
株式会社テクノホーム/BinOさいたまでは、スキップフロアや遊び心を取り入れた外観デザインを実際に体感できるモデルハウスをご用意しています。テクノホームのちょっと目を引く楽しい家づくりの得意技が詰まったモデルハウスにぜひ遊びに来てください。
一味違う外観の作り方
注文住宅の外観選びには守るべきセオリーがありますが、それだけだと面白みがないと感じる人もいるでしょう。ここでは、より自分らしい家づくりに役立つ、一味違った外観の作り方を紹介します。
屋上・ルーフバルコニー
屋上やルーフバルコニーは、住宅に個性と解放感をプラスできる空間です。設置できる家が限られているため、採用するだけで印象的な外観を演出できます。屋上やバルコニー部分に屋根と異なる素材を使用すれば、外観にアクセントが加わります。
とくに、バルコニーは家の壁面に設置されるため視線を集めやすく、素材や形状の工夫によりデザイン性を高めやすいポイントです。バルコニーに面した壁に大開口の窓を設置することで、採光とデザイン性の両方を確保できます。インテリアの配置にもこだわれば、外から見たときの印象も変化をつけやすいでしょう。
さらに、屋上やルーフバルコニーは、敷地が限られている都市部の住宅にとってもメリットです。高所にあり、周囲の建物に日差しを遮られにくいため、物干し場や子どもの遊び場としてはもちろん、バーベキューなどのレジャーにも利用できます。
屋上やルーフバルコニーを取り入れると、デザイン性や機能性の両方を高めた住まいが実現します。
門や植栽へのこだわり
門や植栽にこだわることで、住宅の外観に個性をプラスできます。外構は、住まいの第一印象を決める部分です。門や塀、庭などは通行人や来客の目に留まりやすく、少しの工夫でたてもの全体の印象を洗練されたものに変えられます。
たとえば、デザイン性の高い門柱や、機能性に優れた門扉を取り入れることで、住宅全体にアクセントをつけられます。また、塀や柵にもスタイリッシュな素材や色を選ぶと、建物との一体感が生まれ、仕上がりは統一感のあるおしゃれな外構になります。
植栽も外観に個性と四季の彩りを加えるポイントです。葉の形や色、成長の仕方、季節ごとの変化などを考慮して選ぶことで、住まいに自然のやさしさや動きを取り入れられます。生け垣を活用すれば、目隠し効果とあわせて季節の花や実を楽しめるでしょう。
門まわりや植栽にひと工夫加えることで、機能性と美しさを兼ね備えた外観デザインが実現します。
平屋の形・向き
平屋は、建物の「形」と「向き」によって外観の印象が大きく変わる住まいです。平屋住宅は構造上、形の自由度が高く、敷地を活かしたレイアウトがしやすいため、長方形・L字型・コの字型・ロの字型など、さまざまなデザインが選べます。
たとえば、L字型やコの字型の平屋は、どの面を正面にするかで雰囲気が大きく変わります。フラットな壁面を正面にすれば、シンプルでスタイリッシュな印象に、逆に凹凸のある面を見せれば、立体感があり、より個性的な外観になります。
ただし、角が増える形状ほど施工は複雑になり、その分コストが上がる傾向があります。外観デザインにどこまでこだわるか、それともその分の予算を外構や内装に回すかは、家づくり全体のバランスを見ながら判断することが大切です。
まとめ
注文住宅の外観は、全体のコンセプト・色・素材・形などのバランスを考えて決めることが大切です。失敗しやすいポイントも押さえながら、機能性とデザイン性の両立を意識することで、おしゃれで満足度の高い住まいが実現します。
株式会社テクノホーム/BinOさいたまでは、多様な住宅プランのなかから、お客様の暮らし方に合わせた最適な住まいをご提案しています。規格住宅でありながら、間取りの変更にも柔軟に対応しており、木の温もりを感じながら快適に過ごせる空間をつくれます。
施工の際には、第三者による厳格な監査を実施し、品質と安全性の両面で安心していただける住まいを提供しています。若手スタッフを中心としたチームが、土地探しから施工、アフターサポートに至るまで、丁寧に連携しながら一貫した対応を行っています。
デザインに関するご相談も承っておりますので、埼玉県で注文住宅の建設を検討されている方は、ぜひお気軽にご連絡ください。