狭小住宅にも暮らしやすさを生むスキップフロア

BinO | WAVE29.5

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スキップフロアは1階と2階の間に複数の階層を作る構造のことです。その他に小上がりやダウンフロアなどもスキップフロアと呼称されますが、ここではスキップフロア構造が狭小住宅に与えるメリットについて考えていきたいと思います。

郊外に土地を購入する場合、都内のように10数坪の土地で隣家の壁がすぐ近くまで迫っているというほどではないと思います。それでも、床面積の余裕を持たせようとすると、庭が造れない、駐車スペースが確保できないというような面積の敷地は、郊外にも多数あります。

また、床面積の制限内で子供部屋と書斎を両方造りたい、リビングを広くしたいというような希望も、スキップフロア構造なら一般的な2階建ての住宅より叶えやすくなります。

なぜなら、1階と2階の間に複数の階層を作るスキップフロア構造は、階層の設け方によって得られる床面積青増やすことができる他、様々なメリットがあるからです。平均的な敷地面積の家であれば、家の中のスペースを有効に使えることに繋がり、狭小住宅であれば狭小住宅の持つ問題点の解決に繋がります。

■ スキップフロアは、2階建ての家に複数の階層を作る設計の手法ですが、平屋の小屋裏空間を利用したスキップフロアもあります。

コラム スキップフロアの間取り 平屋なら?2階建てなら?30坪なら?

 

スキップフロアのメリット

BinO | WAVE36

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スキップフロアには室内の環境を良くする、開放的で家族の触れ合いの多い空間が生まれるという良さがあります。

日当たりと風通しは確保しつつプライバシーを確保

敷地面積と、敷地周辺の環境や隣家や道路との位置関係によっては、晴れた日の昼間でも十分な陽射しが入らず、照明をつけなくてはならない、せっかく気候の良い季節なのに、窓を開けても風が通らないというような環境の家になってしまうことがあります。特に住宅の密集地や狭小地においてはそのような問題が多く発生します。

このような状況であっても、スキップフロア構造の家であれば、十分な陽射しを採り込み、広い風の通り道を生み出すことができます。2階建て住宅の場合、吹き抜けを造って2階の窓からの陽射しを1階に届けるという間取りがありますが、スキップフロア構造の場合には、上の階層から家に中心部分への陽射しが届きます。吹き抜けとの違いは、光が縦だけではなく間仕切壁がない分、横にも拡がるということです。

またスキップフロアが生む窓の高低差は、低い所から高い所へと移動する空気の性質が活かされます。同じ南と北方向に設けられた対面の窓であっても、より風の通り道が拡がると同時に、室内の熱も排出されます。

このように窓は住宅に自然の恵みである光と風を採り込む働きをしますが、その一方、外部からの視線が侵入してくる場所でもあります。広大な敷地に建つ家でない限り、この2つの要素は常に相反する為、非常に悩ましい問題です。

窓を大きくしたり、窓をたくさん設けたりすれば、日当たりと風通しはよくなりますが、外部からの視線が入り放題な家になる恐れがあるからです。住宅地においては、大開口にしたために、隣家や道路からの視線が気になり、シャッターを開けられないというようなケースもないわけではありません。

しかし、スキップフロアの場合、窓の位置が一般的な2階建て住宅とは異なるので、隣家との窓の位置関係を調節しやすくなります。リビングを中2階以上の高い位置にし、バルコニーと繋げると、外の景観を採り込みつつ、プライバシーを確保できるリビングが生まれます。

家全体が開放的な空間になる

スキップフロア構造の家では間仕切壁で部屋と部屋を区切らず、段差で部屋と部屋を緩く区切ります。その結果、空間が横にも縦にも拡がり、視線が抜けていくため、開放的な雰囲気が生まれます。その空間の拡がりは、視覚的な意味だけではなく、家族の自然なコミュニケーションにも繋がります。

それぞれの部屋が閉ざされていないので、子どもの様子が見守れる、キッチンに居てもリビングにいる家族に声が届くといった良さがあります。一般的な2階建ての家では、リビング階段を設けて、家族のコミュニケーションが途切れないようする間取りがあります。ただリビング階段には、来客時に家族の行動が制限されるという問題点もあります。スキップフロアの家ではそのような問題がなく、より家族との程よい距離感が保てます。

 スキップフロアの家には、実際に暮らしてみないとわからない良さもありますが、建て方によっては、暮らしにくくなってしまう恐れもあります。スキップフロアでの家づくりにおいては、どのようなポイントに注意が必要なのか考えていきましょう。

コラム スキップフロアの家を建てる前に知っておきたいこと

狭小住宅でもスキップフロアなら暮らしやすい

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家族全員の快適な暮らしを生み出す床面積にする為には、敷地面積のほとんどを住宅が住宅になってしまうことがあります。そしてその床面積を効率よく使っても、リビングがヒロキできない、子供部屋や書斎が造れないという状況になってしまうケースも少なくありません。また、庭や駐車スペースが確保できない場合もあります。

家の中の空間を無駄なく使える

複数の階層を設けるということは、廊下などの無駄な空間が省かれるということでもあります。複数の階層によって床面積はプラスされ、廊下などが省かれることによって床面積がマイナスされる要因がなくなります。その結果、床面積にゆとりが生まれます。

在宅ワークが増え続けている今、書斎のある家を建てたいと希望するご家族が増えています。その一方、家族の寛ぎの時間を大切にするというライフスタイルを実現する為には、広いリビングが必要です。その結果、リビングを広くとる為に書斎をあきらめた人は多いのではないでしょうか?ところが、今になって、在宅ワークをする場所がなく、建て直しやリフォームを検討するご家族もいらっしゃるのです。

今後も在宅ワークは増えて一傾向にある為、書斎を作りたいという希望がある場合には、必ず間取りに取り入れる必要があります。スキップフロア構造の家であれば、プラスαの空間が複数個所生まれるという特徴があります。その為、広々としたリビングと、書斎を同時に間取りに取り入れることができます。

また、快適な暮らしには、適切な収納スペースが必要です。使いやすく、十分な収納量のある収納スペースがあれば、家の中に物が溢れず、自然にすっきりする環境が維持されます。スキップフロアの家では、大容量の収納の他に、階段下を利用した収納など、家全体で十分な収納を確保できます。

庭や駐車スペース

駐車スペースが1台分しか確保できない、軽は置けるがランドクルーザーは置けない、というような土地では、近隣に駐車場を借りなくてはなりません。そうなれば不便である上に、余計な出費も嵩んでしまいます。また、せっかく戸建て住宅を建てるのだから、庭を楽しみたいという希望もあるのではないでしょうか?庭の草花や樹木が生みだす景観は、室内に彩りを添え、より寛げるリビングが生まれます。

スキップフロアの家は、もし同じ敷地面積であれば一般的な2階建て住宅より、多くの床面積を生み出せます。その為、敷地面積に対して、住宅の占める割合を少なくでき、駐車・駐輪スペースや、ガーデニングを楽しめる庭を持てる可能性が高まります。

 どの程度の広さであれば、家全体の床面積をそれほど圧迫せず、滞りなく仕事ができる書斎を実現できるのでしょうか?

コラム 書斎は2畳で作れる?

テクノホームは土地探しのお手伝いもします!

初めて家を建てようと考えている方のほとんどは、土地の購入に慣れてはいないはずです。土地を探しながら、家づくりを進めるのは、とても難しいことです。敷地の周囲の環境は、何度も足を運べばわかりますが、地盤の質などは、わかりません。

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