TECHNOHOME JOURNAL / 2026年9月24日時点
幸手・杉戸・宮代・加須で住まいを検討する方へ。
価格を比べ、返済を確かめ、地域を知るための一次資料をまとめました。

この記事の提案
AIや検索で気になる点を整理したら、
①国の不動産データ、②住宅ローンの試算、③自治体の防災資料
へ進みましょう。
以下では、公表資料で確認できた事実と、
それを踏まえた確認手順を分けて紹介します。
資料の確認基準日:2026年9月24日。
9月時点で入手できる資料を使用しており、すべてが9月実施の調査ではありません。
記事・考察欄は編集原稿です。
1.AIで調べられているのは「価格の妥当性」と「比較」
野村不動産ソリューションズの2026年7月調査では、
住宅購入・売却を検討するノムコム会員のうち、
AIを利用している回答者は25.7%。
その利用者に目的を尋ねると、
価格が適切かの確認64.8%、物件情報の収集・比較57.5%、
検討条件の整理54.9%でした。
購入者だけの全国調査ではなく、売却検討者も含む会員調査です。
[1]

2026年7月8~23日、全体1,041人。
割合の分母はAI利用者、複数回答。項目名を短縮。
[1]
全宅連の2026年調査でも、AI利用者の目的には地域の情報収集・比較が挙がっています。
全国20~65歳の5,000人を対象に7月30日~8月5日に実施し、
AI利用者1,695人のうち地域情報を目的にした割合は33.5%でした。
こちらも住宅購入者だけの結果ではありません。
異なる調査の割合を、そのまま比較することはできません。
[2]
調査を踏まえた本稿の視点
本稿では、価格や地域の情報を確認する方法を扱います。
これらの調査から、AIへの実際の質問文や、
全サービス共通の質問ランキングが分かったという意味ではありません。
2.Google検索では、金利・控除・返済試算も確認されている
Googleトレンドで「住宅ローン」を調べたところ、
関連キーワードの「人気」には金利、変動金利、住宅ローン控除、
ローンシミュレーションが表示されました。
下図は日本・ウェブ検索・全カテゴリ、
2026年8月24日~9月24日の画面で確認した上位5件です。
[3]

2026年9月24日取得。指数は人数・検索件数・割合ではありません。
当日分を含むため値は更新され得ます。
[3]
[4]
同じ条件で「土地 相場」の関連キーワードを見ると、
「注目」に「埼玉 土地 相場」「土地 相場 マップ」も表示されました。
これは今回の検索条件で観測した関連語であり、
幸手市など各市町の需要量を示すものではありません。
[5]
検索データの読み方
Googleトレンドは匿名化・集約された検索サンプルを使い、
相対的な関心を示します。
検索者を住宅購入者に限定できず、AIサービス全体の相談内容も分かりません。
本稿では、検索件数や購入者の悩みの順位として扱っていません。
[4]
3.家・土地の価格が気になったら、国のデータを入口にする
国土交通省の「不動産情報ライブラリ」では、
不動産取引価格、地価公示などの価格情報に加え、
防災、都市計画、周辺施設などの情報を確認できます。
相場と地域を調べるための公的な入口です。
[6]
資料を使う手順の提案
- 候補地の周辺を調べる
物件の種類や取引時期を確かめます。 - 比較条件の違いを整理する
面積や立地など、条件の違いを書き出します。 - 価格差の根拠を尋ねる近隣事例と候補物件の価格差について、
不動産会社に理由と根拠を確認します。
これは公開データを使った比較の進め方案です。
近くの事例の数字を、そのまま候補物件の適正価格と決めるための方法ではありません。
「どの事例と、どの条件で比べたか」を残しておくと、
相談時の論点を整理できます。
確認する資料:
国土交通省 不動産情報ライブラリ
[6]
4.住宅ローンは、金利の予想と理解度を分けて考える
住宅金融支援機構の2026年1月調査では、
今後5年以内に住宅ローンで住宅を取得する予定の1,500人のうち、
62.0%が今後1年間の金利上昇を見込んでいました。
一方、希望する金利タイプの長所・短所への理解に不安がある、
または理解していない回答の合計は61.3%です。
これは回答者の意識であり、金利の将来を保証する予測ではありません。
[7]
同機構の公式シミュレーションには、
複数の返済プランや諸費用を含む総支払額などを比較する機能があります。
[8]
確認手順の提案
同じ借入額・返済期間で条件をそろえ、
金利を変えた場合の返済額も試算してください。
試算結果には前提条件を添え、
実際の商品条件を金融機関に確認するための資料にします。
試算する:
住宅金融支援機構の住宅ローンシミュレーション
5.幸手・杉戸・宮代・加須は、自治体の防災資料も開く
「住みやすい」という評価を検討するときは、
生活上の希望と防災情報を分けて整理するのが本稿の提案です。
次の各自治体の資料を、候補地の住所を確かめながら確認してください。
| 地域 | 公式資料で確認できること |
|---|---|
| 幸手市 | 地震・洪水ハザードマップ。 Web版では浸水想定区域と近年の道路冠水を確認できます。 [9] |
| 杉戸町 | 内水(浸水)ハザードマップは、 2016~2025年度の履歴に基づく道路冠水箇所を掲載しています。 [10] |
| 宮代町 | 洪水による浸水想定、地震の被害想定、 避難所などを掲載したハザードマップがあります。 [11] |
| 加須市 | 水害時の避難行動マップで、 浸水想定や避難に関する情報を確認できます。 [12] |
加須市は、地図で浸水が想定されていない場所でも、
状況によって浸水する可能性があると説明しています。
色が付いていないことだけで、安全と判断しないようにしましょう。
[12]
6.AIへ聞くなら、回答の根拠まで指定する
以下は、上記の公的資料を確認するための編集部作成の質問例です。
実際に多く検索された文言や、
AIの正確性を保証する指示ではありません。
AIへの質問例
住宅購入を検討しています。
候補地域の価格・資金計画・災害リスクについて、
国や自治体の公式資料を確認する項目を整理してください。
事実と推測を分け、各項目に出典URL、資料の日付、対象地域を付けてください。
確認できないことは「不明」としてください。
回答を受け取ったら、リンク先を実際に開き、
日付・対象地域・条件が合っているか確認する、という運用を提案します。
最終的な比較表には、
「AIの回答」と「原資料で確認できた内容」を
別々に記録します。
確認した資料を、住まい選びの相談に持参しましょう
候補物件の情報と、価格・返済・防災について調べた資料を並べ、
分からない点をメモしておくことを提案します。
希望条件だけでなく、
「確認できたこと」と「まだ分からないこと」を整理して、
次の相談につなげてください。
















