住宅の建て方で完成までの期間が変わる家づくりの流れ｜コラム

家族の為の家を手に入れる方法には、主に2つの方法があります。土地付き住宅を購入する方法と、土地を購入して家を建てる方法です。家づくりの流れがシンプルで、短期間で入居までこぎつけることができる方法は、土地付き住宅を購入する方法です。土地を購入して家を建てる場合には、注文住宅と規格住宅という2つの選択肢があります。この違いによっても、家づくりの期間が変わってきます。

「注文住宅を建てる予定ではあるが、できれば早く入居したい」

家族によって、家づくりにかけられる期間や予算は違います。自分たち家族に最適な家づくりの方法を見つける為、どの段階で変化が出てくるのか確認していきましょう。

家づくりの為の準備期間
土地付き住宅を探す家づくりの流れ
土地を購入して家を建てる家づくりの流れ
規格住宅と注文住宅で変わってくる期間とは？

家づくりの為の準備期間

子育てをするには手狭である、周辺の環境が子育てに向いていないなど、理想の暮らしを実現するには欠けている部分を満たし、家族が充足した暮らしをできる家を完成させる為の情報を集めます。

情報収集に際しては、通勤通学や日常的な買い物、病院、公的機関などの利便性、緑が多く、治安の良い環境など、住みたい地域、好みに合う外観と内装、暮らしやすい間取り、快適な室内環境を支える断熱性や安全な暮らしを支える耐震性などの住宅性能に対して、家族の希望を整理しておきましょう。

この家族の希望を叶える為に必要な情報を集めるためには、いくつかの方法があります。最も手っ取り早い方法は、インターネットでの情報収集ですが、本当に役立つ情報に必ず出会えるものではありません。次にあげられる方法は、家づくり関連の書籍や、雑誌を読むということです。非常に多くの本があるので、その中から、自分たちの理想の家づくりに合いそうな本を選んで、何冊か読んでみると、非常に役立ちます。モデルハウスの見学に行く、外観に関しては、外を歩いている折に好みに合う家があったら、記憶に留めておくといったことも情報収集の一環です。情報が増えていくと、家族の家への希望もだんだん具体的になっていきます。この段階までに、資金計画も並行して進めます。希望が膨らんだまま、家づくりを始めると、予算の制限によって、実現が難しくなる恐れがあるからです。家を建てる地域の候補地の土地の価格なども調べておく必要があります。

ここまでの段階で、土地探しから家を建てるのは、時間的に難しいという結論に達した場合には、土地付き住宅を探す家づくりに進みます。

土地付き住宅を探す家づくりの流れ

土地付き住宅には、既にある住宅地の中の空き地に一戸～数軒建てられている建売住宅と、契約後に分譲地に建てる分譲住宅があります。どちらも土地付きですが、建売住宅の場合は、既に住宅が完成しているので、マンションを購入するのと同じ程度の手軽さで家づくりの流れが進みます。建売分譲住宅の場合は、契約後に着工するので、入居までに3～4カ月程度かかります。

どちらの場合も、設計プランは始めからできているので、外観や内装、間取り、住宅性能など、家づくりの詳細に関する話し合いをする期間がない分、注文住宅より早く入居できます。また、住宅ローンの手続きが簡単であることも大きなメリットです。

土地を購入して注文住宅を建てる場合、土地の購入時には、まだ住宅ローンの申請ができないので、つなぎ融資をしなくてはならないのですが、土地付き住宅の場合、その必要がありません。その為、住宅ローンを一本化できることで、煩雑さも事務手続きにかかる費用も抑えられます。

土地を購入して家を建てる家づくりの流れ

土地を購入して家を建てる場合、まず土地を見つけてから施工の依頼先を探す、という手順でしなくてはならないとお考えの方は少なくありません。しかし、その方法では、手間が増えてしまいます。ます始めに、施工の依頼先を探し、一緒に土地探しをするという方法が、最も手間の省ける方法です。そして施工の依頼先選びに、準備段階で得た情報と、整理しておいた家族の希望が役立ちます。

住宅の建築を請け負う会社には、ハウスメーカーと工務店があります。ハウスメーカーの家に対しては、どなたでもある程度のイメージがあることと思いますが、工務店の家となると、イメージが定まりません。なぜなら、工務店によって、建てる家は千差万別だからです。加えて、土地を購入して家を建てる方法には、規格住宅と注文住宅があります。

ハウスメーカーや規格住宅の場合には、モデルハウスがあるので、準備段階で収集した情報に基づき、家族の好みに合う住宅を見学に行きましょう。工務店は、完成見学会や構造見学会などを定期的に開催しているので、参加するのも良い方法です。工務店の施工例の中に、家族の理想の家に近い住宅があったにもかかわらず、見学会などのチャンスがなかった場合には、その工務店に連絡を取り、OB宅を見学させてもらうなどの方法もあります。

ここまでの段階で、家族の家づくりに対する姿勢も明確になってくるのではないでしょうか？その家づくりの姿勢の合う施工先に絞って、施工先選びを進めていきます。

「どんなに時間がかかっても良いので、自分たち家族の希望を叶えられる家にしたい」という想いが強くなったなら、工務店での家づくりが向いています。

「自分たち家族の好みは反映させたいが、ある程度のプランができている方が好ましい」「始めから予算が明確な方が安心」という場合には、規格住宅を手掛ける工務店や、ハウスメーカーが向いています。

施工先が決まったら、土地を探しながら、間取りプランを進めていきます。土地を探す際に、新築する家に対する希望を伝えてあるので、土地探しがスムーズに進みます。地域的には最適な土地だが、段差がある、変形地であるというようなケースでは、段差や変形を活かした設計を提案してもらうこともできます。

土地が見つかったら、敷地調査と地盤調査をします。敷地調査は、敷地が面している道路の幅と位置関係、敷地への日当たり、家を建てた場合の隣家や道路への日あたりなど、周辺の環境から敷地が受ける影響、電気、ガス、水道の引き込み方法などについて調査します。地盤調査では、家を建てるだけの強度のある土地であるか、改良が必要であるかを調べます。地盤は耐震性に大きく影響するので、大切な調査で、深くまで改良が必要な土地では、工事費が嵩みます。ただ、工務店といっしょに土地探しをする場合、そのような土地である心配はありません。

土地が見つかって購入する時点で、建築費用の見積もりが出ている場合、土地購入の為のつなぎ融資ではなく、建築費と土地の購入費用を一本化する分割融資を受けるという方法があります。この方法では、施工する工務店との連携のスピードが求められます。その観点から考えても、先に工務店を探してから土地探しをする方法は、先に土地を探してから施工先を選ぶ方法より有利です。

規格住宅と注文住宅で変わってくる期間とは？

外観や内装、間取り、住宅性能などのプラン作成の期間が、規格住宅と注文住宅では大きく変わります。

規格住宅の場合、基本の間取りや外観や内装のデザインが決まっているので、その中から、家族構成と暮らし方に合う間取り、家族の好みに合う質感や色の建材などを選ぶ打ち合わせが始まります。オプションをつけなければ、価格が明確なので、予算のやりくりなどの必要がなく、短期間で打ち合わせが完了し、着工へと進みます。着工から完成までも、建材が規格品なので、既にすべて揃っており、設計、構造計算なども行われている為、3～4カ月で完成します。

注文住宅の場合は、家づくりに必要なことを何もない状態から決めていくのですが、予算の制限内で決めなくてはならないので、打ち合わせには、非常に時間がかかります。

家族構成と暮らし方に合わせた間取りを実現する為の各居室への床面積の割り振りや動線造り、室内環境を良くするための内装材の選び方や断熱性など、実に多くのことについて、工務店と打ち合わせを重ねます。この打ち合わせには、平均的には3～4カ月かかり、中には1年近くかけるケースもあります。着工から完成までの期間は、4～6か月かかります。

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テクノホームは家づくりの希望に合わせて、注文住宅・自由設計プランのT-STYLE、規格住宅のBinoとFREEQ HOMESをお選びいただけます。土地探しのお手伝いも致します。

その他、モデルハウス分譲や、完成見学会、構造見学会などを期間限定で開催するなど、多彩な家づくりの方法を提供させていただいております。埼玉県での家づくりのご相談はお任せください。